あらすじ
舞台は現代の日本。岩倉美津未は石川県の田舎を離れ、東京の進学校に入学する。将来の計画は万全でも、都会の暮らしや友達づくりは勉強のようにはいかない。入学初日のつまずきをきっかけに、飄々とした同級生・志摩聡介と親しくなるが、彼もまた、その穏やかな姿からは見えない迷いを抱えている。
ゆっくり育つ恋と同じくらい、広がっていく友人関係にも丁寧に目を向ける物語。学校行事や小さなすれ違いを通して、周囲になじめるかという不安、外見、家族、自分の価値をめぐる悩みが浮かび上がる。温かく、笑える場面も多い一方で、自信のなさやつらい記憶には胸が痛む。第一印象だけではわからない一面が描かれ、付き合いにくそうな同級生にも変わっていく余地がある。
良い点
- 欠点も含めて描かれる人物たちが、第一印象を超えて成長していく。
- 中心となる恋愛と同じくらい、友情も丁寧に描かれる。
- 表情豊かで余白のある絵が、ささやかな場面の感情を伝える。
気になる点
- 中心の二人の恋を軸に読みたい人には、進展がゆっくりに感じられることも。
受賞・ノミネート
主な登場人物
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岩倉 美津未
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志摩 聡介
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江頭 ミカ
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村重 結月
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久留米 誠
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ナオ