『バガボンド』日本語版第1巻の表紙

マンガ

バガボンド

Vagabond

漫画
井上雄彦
原作小説
吉川英治
第1話掲載日
連載状況
2015年から休載中
巻数
37
掲載誌
モーニング
出版社
Kodansha
ジャンル
歴史, 武術, ドラマ

別名: Bagabondo

あらすじ

『バガボンド』は、1600年の関ヶ原の戦いの後から始まる。戦場を生き延びた荒々しい青年・新免武蔵は、「天下無双」を目指して剣の道へ進む。宮本武蔵と名を改め、名高い剣士や道場に挑んでいく姿を描くのは井上雄彦。吉川英治の小説『宮本武蔵』を大胆に翻案し、実在した剣豪の生涯を、野心や恐れ、強さの意味を問うフィクションとして描いている。

斬り合いは緊迫感があり、肉体の傷も容赦なく描かれる。一方で、修行や人との関わり、静かな内省に多くの時間を割く作品でもある。相手に勝つことを求める武蔵は、やがて、その執着に支配されずに生きるとはどういうことかを考え始める。緻密な墨の描写は、刃の動きにも静寂にも重みを与える。流血や身体の切断、性暴力、裸体の描写があり、重く厳しい読後感を伴う場面も多い。ただし、ユーモアや温かな交流、人としての成長もあり、暗さだけで押し切る物語ではない。

良い点

  • 表情や風景、剣戟に生々しい存在感を与える筆づかい。
  • 間合いやためらい、恐れまで伝わる、丁寧に組み立てられた決闘。
  • 武蔵の少しずつの変化が、静かな章にも感情の重みを生む。

気になる点

  • 内省が続く場面は、展開が遅い、同じ問いの繰り返しと感じることもある。
  • 長期休載が続き、物語は未完のまま。

編集者のコメント: この漫画にはレイプの描写があります。特に、十代の少年が成人女性の家族全員を殺害した後、その女性をレイプする場面は、読むのがつらいと感じるかもしれません。剣での戦いだけを描いた漫画ではないので、読む際は心の準備をしておいてください。

受賞・ノミネート

主な登場人物

  • 宮本武蔵

    宮本武蔵

  • 佐々木小次郎

    佐々木小次郎

  • 本位田又八

    本位田又八

  • おつう

    おつう

  • 沢庵宗彭

    沢庵宗彭

  • 城太郎

    城太郎

  • 宝蔵院胤舜

    宝蔵院胤舜

  • 柳生石舟斎

    柳生石舟斎

  • 吉岡清十郎

    吉岡清十郎

  • 吉岡伝七郎

    吉岡伝七郎