あらすじ
現代を思わせる、けれど性別の仕組みが異なる世界。人は性別のない身体で生まれ、12歳頃から望む性へと身体が変化し、14歳頃には男女のいずれかに定まる。しかし、高校生活の終わりが近づいても、有馬ひなせにはその変化が訪れない。そんなひなせに、幼なじみの加賀りつと高山しおりが同じ日に告白する。女性のりつ、男性のしおりへの気持ちと、自分は何者なのかという問いが重なっていく。
自分らしさや居場所、大人になることへの不安を描く、内省的な学園恋愛漫画。優しい日常の合間に、嫉妬や周囲からの期待、答えを出せない苦しさが入り込む。繊細な表情と印象的な青の使い方が、言葉にならない感情を伝える。三角関係はすぐに決着へ進むのではなく、対話と迷いを重ねながら動いていく。
良い点
- 繊細な表情と原作の青い差し色が、小さな心の動きを映し出す。
- ひなせの迷いを通じて、性別や自分らしさの問いを身近に感じられる。
- 幼なじみ二人にも、恋敵という立場だけではない感情や弱さがある。
気になる点
- 恋愛の明確な進展を求める人には、三角関係の曖昧さがもどかしく感じられることも。
- 男女二択を前提とする世界の仕組みや、性別と恋愛感情の結びつけ方に窮屈さを感じる場合がある。
受賞・ノミネート
主な登場人物
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有馬 ひなせ
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高山 しおり
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加賀 りつ
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白銀 あおい
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城崎 るい